浜松大河ドラマ館 展示物更新 信玄の甲冑、限定映像など公開
大河ドラマ「どうする家康」の浜松大河ドラマ館(浜松市中区)が19日、展示内容を一部リニューアルした。ドラマ前半のヤマ場、三方ケ原の合戦に関する展示品や映像コンテンツを充実させた。
阿部寛さん演じる武田信玄が撮影で着た甲冑(かっちゅう)や武田軍の旗指物、板垣李光人さん演じる井伊虎松(のちの直政)の等身大パネルを追加した。ドラマでも存在感を放った信玄の甲冑は、赤の水衣とヤクの毛を付けた兜(かぶと)が特徴。迫力を増すための演出者の工夫が紹介パネルで明かされている。
4Kシアターでは浜松大河ドラマ館でしか見られない制作秘話の映像を公開した。徳川家康を守るため夏目広次、本多忠真ら重臣が討ち死にしていく場面の描写について、それぞれの役者と脚本家古沢良太さん、時代考証の平山優さんらが振り返り、演技に込めたメッセージを語っている。
同館は27日から6月7日まで、撮影に使った家康の甲冑「金荼美具足(きんだみぐそく)」も展示する。