廃プラの再生利用解説 浜松、MaOIがセミナー
海洋資源を活用して産業創出を目指す静岡県の「マリンオープンイノベーション(M aOI)プロジェクト」は7日、「海と環境とプラスチックと」と題したセミナーを浜松市中区で開いた。海洋プラスチック問題の解決に取り組む専門家らが講演した。
廃プラスチックの適正処理に向けた研究開発を推進するプラスチック循環利用協会(東京都)の土本一郎専務理事は、プラスチックの再生利用や電気や熱エネルギーとしての利用について長所と短所を紹介した。その上で「廃棄物に応じて使い分けることが重要」と強調した。
海洋プラスチック問題の解決には、主要な排出源となっているアジア諸国の廃棄物の管理体制強化や、幼少期からの教育が重要と指摘した。
会場とオンライン視聴を合わせて、県内の漁業関連企業の関係者ら約120人が聴講した。