憩いの場コーヒーいかが 浜松・新川モールに初の常設店舗

 浜松市中心街の新川モールに10日、常設のコーヒースタンド「BON COFFEE(ボン・コーヒー)」がオープンした。同所での常設店舗は初めて。市民の憩いの場としても活用されている同所で県内外のセレクトコーヒーを提供し、中心街の活性化や回遊性の向上につなげる。

新川モールにオープンした常設のコーヒースタンド「ボン・コーヒー」。オープニングパーティーとして盆踊りが行われた=浜松市中区
新川モールにオープンした常設のコーヒースタンド「ボン・コーヒー」。オープニングパーティーとして盆踊りが行われた=浜松市中区

 同所の指定管理者「HACK(ハック)」(高林健太代表)が運営し、市内でコーヒー移動販売店「Tsuideni coffee(ツイデニコーヒー)」を手がける藤森靖さんが店長を務める。スタンドは六角柱のデザインで移動式。イベント時などには掲示板をポップアップし、屋上部分を櫓(やぐら)として活用することもできる。
 現在は全国のコーヒーショップから厳選して浜松、京都、東京のオリジナルブレンド豆を使用したコーヒーをアイス、ホット共に500円で販売。このほかにも、アイスチャイやソフトドリンクなども用意している。営業は毎日午前8時半ごろ~午後8時ごろ。
 遠州鉄道第一通り駅近くの高架下にある新川モールは、持続可能な森林管理の国際基準「FSC」認証を受けた天竜材をふんだんに使用したベンチなどが常設されている。市民が公園のように利用しているほか、休日にはさまざまなイベントが開かれている。
 開店に合わせたオープニングパーティーではさまざまな飲食ブースが並んだほか、来場者がスタンドを囲んで盆踊りを行い、花を添えた。藤森店長は「たくさんの人に利用してもらい、愛されるコーヒースタンドを目指したい」と語った。

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