昭和レトロな「客車列車」 大井川鉄道で期間限定運行

 大井川鉄道は20日、電気機関車が旧型客車をけん引する「客車列車」の期間限定運行を開始した。普段走行している通勤電車が昭和時代によく見られた車両に置き換えられ、非日常的な雰囲気を演出している。

期間限定運行を開始した電気機関車が旧型客車をけん引する「客車列車」=大井川鉄道新金谷駅
期間限定運行を開始した電気機関車が旧型客車をけん引する「客車列車」=大井川鉄道新金谷駅
昭和10~30年代製の旧国鉄時代に活躍した客車=大井川鉄道新金谷駅
昭和10~30年代製の旧国鉄時代に活躍した客車=大井川鉄道新金谷駅
重々しいモーター音を体感できる電気機関車=大井川鉄道新金谷駅
重々しいモーター音を体感できる電気機関車=大井川鉄道新金谷駅
旧国鉄時代に活躍した客車=大井川鉄道家山駅
旧国鉄時代に活躍した客車=大井川鉄道家山駅
客車に備え付けられている手洗い=島田市内
客車に備え付けられている手洗い=島田市内
車窓の風景を楽しめる「客車列車」=島田市内
車窓の風景を楽しめる「客車列車」=島田市内
昭和レトロな雰囲気を楽しめる旧型客車=島田市内
昭和レトロな雰囲気を楽しめる旧型客車=島田市内
期間限定運行を開始した電気機関車が旧型客車をけん引する「客車列車」=大井川鉄道新金谷駅
昭和10~30年代製の旧国鉄時代に活躍した客車=大井川鉄道新金谷駅
重々しいモーター音を体感できる電気機関車=大井川鉄道新金谷駅
旧国鉄時代に活躍した客車=大井川鉄道家山駅
客車に備え付けられている手洗い=島田市内
車窓の風景を楽しめる「客車列車」=島田市内
昭和レトロな雰囲気を楽しめる旧型客車=島田市内

 蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」の補助機関車として使用されている電気機関車や昭和10~30年代製の旧国鉄時代に活躍した客車の活用方法を見いだし、昭和レトロファンなど新たな客層を取り込むことが狙い。
 通常は普通電車を運行している夕方から夜にかけての時間帯の金谷―家山間を主に走る。座席は向かい合わせのボックスシートで、電気機関車が発する重々しいモーター音を体感できる。車内販売員も乗務し、瓶ビールやジュースなどを販売している。
 現在国内で電気機関車がけん引する定期旅客列車の運行は、大鉄井川線長島ダム-アプトいちしろ間と黒部峡谷鉄道の2路線。初回は100人以上の鉄道ファンが詰めかけ、車窓の風景や昔懐かしい車内の雰囲気を楽しんだ。
 企画した経営企画室の加冷英鵬さん(27)は「令和の時代に昭和の日常が溶け込んだ旅への反響に驚いている。今ある資源を有効活用し、これからもスピード感を持った企画を展開していきたい」と話した。
 運行期間は21、22の両日と27日~7月13日。全車自由席。通常運賃で乗車でき、大井川本線フリーきっぷも利用できる。

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