街頭紙芝居で沼津盛り上げ 7月2日、第10回全国大会 節目に大賞受賞者集う

 沼津市中心部の商店街を舞台に繰り広げる「ニッポン全国街頭紙芝居大会inぬまづ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の第10回記念大会が7月2日に開かれる。節目の今回はこれまでの大賞受賞者が集い、グランドチャンピオンを決定する。実行委員長で紙芝居師の三ツ沢グッチ(本名・後藤知彦)さん(56)=同市=は「この10年余りでレベルが上がった“現代の紙芝居”を楽しんでほしい」とアピールする。

大会のチラシと拍子木を手にしてPRする実行委員長の三ツ沢グッチさん=沼津仲見世商店街
大会のチラシと拍子木を手にしてPRする実行委員長の三ツ沢グッチさん=沼津仲見世商店街


 大会は2012年、千葉県で開かれていた紙芝居大会が終了したのを受け、グッチさんが全国の紙芝居師が一堂に会する場を残し、「地元の商店街も盛り上げたい」と企画した。コロナ禍で20、21年は中止したが、それまでは年々規模を拡大。出場者も初回の8組から、今回はプロとアマ計45組に増えた。
 今回は沼津仲見世商店街など7カ所に会場を設置する。大賞受賞者全6人は商店街のメインステージに出演。来場者の投票でグランドチャンピオンを選出する。子どもたちが腕を競う紙芝居甲子園も実施する。
 グッチさんは「数を重ね、紙芝居師が腕を競うだけでなく交流の場にもなってきた」と振り返る。コロナ禍前はドイツなど海外からの出場もあり、「国を超えた交流も再開し、今後は紙芝居のワールドカップとなっていけたら」と夢を広げる。
 出演者や出演時刻などは大会ホームページに掲載している。問い合わせは三ツ沢グッチさん<電090(1984)7626>へ。

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