「それぞれの富士山展」始まる 静岡県内作家の力作36点 フェルケール博物館

 静岡市清水区のフェルケール博物館で1日、静岡県文化協会所属の作家が手がけた「それぞれの富士山展」(同博物館、県、県文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送など後援)が始まった。仰ぎ見る霊峰富士からインスピレーションを受けた作品の数々を楽しむことができる。8月6日まで。

内覧会で富士山をテーマにした作品群を鑑賞する関係者=静岡市清水区のフェルケール博物館
内覧会で富士山をテーマにした作品群を鑑賞する関係者=静岡市清水区のフェルケール博物館
展示されている富士山をテーマにした作品群=静岡市清水区のフェルケール博物館
展示されている富士山をテーマにした作品群=静岡市清水区のフェルケール博物館
「「それぞれの富士山展」の開会式でテープカットする関係者=静岡市清水区のフェルケール博物館
「「それぞれの富士山展」の開会式でテープカットする関係者=静岡市清水区のフェルケール博物館
内覧会で富士山をテーマにした作品群を鑑賞する関係者=静岡市清水区のフェルケール博物館
展示されている富士山をテーマにした作品群=静岡市清水区のフェルケール博物館
「「それぞれの富士山展」の開会式でテープカットする関係者=静岡市清水区のフェルケール博物館

 展示しているのは34人が制作した版画や油彩画、革工芸など36点で本展覧会のために制作した新作がほとんど。水彩画家太田昭さん(87)の「港街の錦富士」は形や大きさが微妙に異なる数十の富士山を描いた。太田さんは「それぞれの人の心にあるさまざまな富士山を描いた」と話した。
 ほかにも、太古からの富士の成り立ちなどを油彩で表現した「イマジン2023 御胎内富士」(八木健一さん)、手すき和紙で四季折々を表現した湿紙アート「日本風物詩」(羽根田英世さん)など個性豊かな作品が並ぶ。
 展覧会は県が進める「東アジア文化都市2023静岡県」の関連事業。開会式で県文化協会長の鈴木寿美子フェルケール博物館理事長は「私たちにとって、なくてはならない富士山。それぞれの心の中にある富士山を表現していただいた」と紹介した。月曜休館。

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