茶況(7月10日) 手もみ実演でPR 藤枝市茶手揉保存会

 藤枝市茶手揉保存会がこのほど、手もみの実演と新茶の販売を同市の蓮華寺池公園内にある茶文化発信施設「とんがりぼう」で行った。会員8人が手もみを披露し、公園の来訪者に茶どころ藤枝をPRした。

茶の手もみを実演する会員ら=藤枝市のとんがりぼう
茶の手もみを実演する会員ら=藤枝市のとんがりぼう

 希望者は会員の指導を受けながら、手もみ体験を楽しんだ。手もみの水出し茶の試飲も行い、好評だった。新茶の販売は外国人観光客が土産に購入するなどして注目を集めた。(藤枝支局・青木功太)

緑茶購入量19・7%減 5月家計調査
 総務省がまとめた家計調査(全国の2人以上の世帯)によると、5月の緑茶購入量は前年同月比19・7%減の65グラム、支出額は6・7%増の475円だった。ペットボトルなど茶飲料への支出額は0・1%減の727円。
 市中問屋は「東北などへの出荷量は年々減っている。新茶の需要縮小を強く感じる」と語る。県内での販売状況は地域・店舗によりまちまちで、掛川市内の茶専門店担当者は「観光客数回復で一部商品の販売は伸長した」と話す。
 飲料の引き合いは堅調との見方が強い。ドリンク関連業者は「小売価格の引き上げにもかかわらず、原料の仕入れ数量は前年より多い」と話す。

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