沼津出身川崎さん 動物など木彫り300点展示 15日から静岡の駿府博物館

 駿府博物館(静岡市駿河区)で15日、「川崎誠二のちいさな木彫り展」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)が始まる。開幕を間近に控えた13日、関係者が同館で展示作業を行った。

作品の展示角度を調整する川崎さん(右)=静岡市駿河区の駿府博物館
作品の展示角度を調整する川崎さん(右)=静岡市駿河区の駿府博物館

 川崎さんは沼津市出身の木彫り作家で、自作を一堂に集めた個展は初。トーストやピーマンなどをモデルに形状と着色の工夫で本物そっくりに仕上げた作品、愛らしい見た目が印象的な生き物をかたどった作品など約300点を出品した。
 食べ物や恐竜、海辺の動物といったテーマ別に、来場者の目線を意識しながら一つ一つ丁寧に並べた。作品原画や創作風景のパネル写真も展示した。川崎さんは「作品それぞれに物語があり表情がある。世界観を楽しんでほしい」と話した。
 会期は9月3日まで。8月19日午後2時に、川崎さんのギャラリートークを行う。問い合わせは駿府博物館<電054(284)3216>へ。
 (教育文化部・森田美咲)

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