川崎さん(沼津出身)木彫り展開幕 駿府博物館 アスパラや板チョコ、本物そっくり

 沼津市出身の木彫り作家川崎誠二さんの創作を一堂に集めた「川崎誠二のちいさな木彫り展」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が15日、静岡市駿河区の同館で開幕した。9月3日まで。

来場者に作品の制作のきっかけや裏話などを説明する川崎さん(左)=静岡市駿河区の駿府博物館
来場者に作品の制作のきっかけや裏話などを説明する川崎さん(左)=静岡市駿河区の駿府博物館

 創作を始めてから9年間の作品約300点が並ぶ。最小7ミリの柴犬など生き物をかわいらしく装飾した作品や、アスパラガス、板チョコレートなど実物大の形状や着色で本物そっくりに仕上げた作品がテーマごとに展示され、来場者の目を引いていた。
 初日はギャラリートークを行い、川崎さんが創作への思いを語った。その後、参加者と館内を巡り、創作を始めるきっかけとなった「トースト」などの作品について、制作の裏話を紹介した。参加者は「かわいい」「おいしそう」などと話し、時に写真を撮りながら見入っていた。
 川崎さんは「作品をネット上で発表することが主だったので、実物を見られるいい機会だと思う。サイズ感などを楽しんでほしい」と話した。
 月曜休館(17日は開館、18日は振り替え休館)。観覧料は高校生以上800円。問い合わせは駿府博物館<電054(284)3216>へ。

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