「新聞記者をやってみた」 浜松の静岡文化芸術大学生が成果報告

 静岡文化芸術大と静岡新聞社、中日新聞東海本社が共同で取り組む「新聞記者をやってみたプロジェクト」の成果報告会が18日、浜松市中区の同大で開かれた。記事の取材、執筆に取り組んだ学生11人の活動内容を発表した。

プロジェクトでの活動成果を報告する学生=浜松市中区の静岡文化芸術大
プロジェクトでの活動成果を報告する学生=浜松市中区の静岡文化芸術大

 学生は昨秋から、取材と執筆を担当する班と、その様子を記録する班に分かれて活動。「浜松まつり」や「スーパー銭湯」などさまざまなテーマを取り上げた。両社の記者が指導にあたり、学生の記事を4月から両紙面に随時掲載した。
 報告会には約30人の学生が集まった。JR浜松駅前で若者100人に浜松まつりの好感度を調査した平松千佳さん(文化政策学科3年)は、テーマの選定過程や調査手法を説明。「浜松まつりが嫌いと答えた人は2人で、想像より少なかった。中区以外の町は参加しにくいといった声があった」とした。
 鈴木彩里さん(同)は、5月に開催された「遠州はまきた飛竜まつり」で、演舞を初披露した学生よさこいチームを取材した。鈴木さんが取材を通じてチームと実行委をつなぎ、出演のきっかけをつくったことを明かした。「笛や太鼓の音を記事に書き、会場の様子を想像できるように意識した」と話した。
 記録班が制作した活動説明の動画も紹介した。動画は同大のウェブサイトで見ることができる。
 (浜松総局・日比野都麦)

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