児童がバイヤー体験 メーカー社員と商談 静鉄ストア

 静岡県中部を中心にスーパーマーケットを展開する「静鉄ストア」(静岡市葵区)は30日、小学生を対象とした職業体験プログラムを同区の本部で行った。児童12人が仕入れを模擬体験し、生活に身近なスーパーの商品が売り場に並ぶ過程を学んだ。

食品メーカー社員と模擬商談する児童=静岡市葵区の静鉄ストア本部
食品メーカー社員と模擬商談する児童=静岡市葵区の静鉄ストア本部

 同社役員から「キッズバイヤー」の任命書と商談用の模擬名刺を受け取った児童は、社員から名刺交換の手順や「棚割り」と呼ばれる売り場配置について説明を受けた。
 食品・飲料メーカー社員との商談も体験し、試食や意見交換を通じ商品価格や仕入れ数を交渉した。竜南小6年の山口朋輝君(11)は「どれが売れるかを意識して商品を選定するバイヤーの重要さが分かった」と話した。
 同プログラムは初開催。児童が選んだ商品は「今日の一押し商品」と名付け、後日同社の折り込みチラシに掲載して店頭販売を行う予定。

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