清水銀行 増収増益 4~6月期、役務取引は堅調

 清水銀行が31日発表した2023年4~6月期連結決算は、経常収益が前年同期比23・5%増の88億2100万円、経常利益が14・8%増の13億1900万円、純利益が42・7%増の11億1700万円と5年ぶりの増収増益だった。株式等関係損益が17億2100万円のプラスとなったことが主な要因。
 単体の業務粗利益は10・3%減の41億9500万円。本業の収益力を示すコア業務純益は38・8%減の7億5700万円。貸出金利息や企業の合併・買収(M&A)など役務取引等利益は堅調に推移したものの、資金調達費用が増加したことなどが響いた。
 6月末の預金残高は0・4%増の1兆5564億円。貸出金残高は0・8%増の1兆2439億円。
 不良債権残高(金融再生法ベース)は3・2%減の148億6300万円。総与信に占める比率は、1・16%と0・05㌽低下した。
 (清水支局・坂本昌信)

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