8宿場町巡って「マイスター」に 静岡、藤枝両市「駿州の旅」日本遺産 11日からスタンプ集めて認定証ゲット

 静岡、藤枝両市の関係団体でつくる「駿州の旅日本遺産推進協議会」は11日から、日本遺産「日本初『旅ブーム』を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅」の構成文化財を巡るスタンプラリー「駿州クエスト」を始める。夏休み中の小中学生に東海道の歴史や役割を楽しく学んでもらおうと初めて企画した。

スタンプラリー「駿州クエスト」の用紙と「駿州の旅日本遺産マイスター認定証」を示す市職員=静岡市役所静岡庁舎
スタンプラリー「駿州クエスト」の用紙と「駿州の旅日本遺産マイスター認定証」を示す市職員=静岡市役所静岡庁舎


 蒲原宿や丸子宿など同資産の認定エリアである八つの宿場町に、それぞれデザインの異なるスタンプを用意した。8種類すべてを集めた人には、記念カード「駿州の旅 日本遺産マイスター認定証」を贈る。
 スタンプの設置場所は丸子宿の丁子屋や岡部宿の大旅籠柏屋などの構成文化財のほか、静岡市歴史博物館や「駿府の工房 匠宿」など各宿場内にある施設を含めて計16カ所を用意した。
 同協議会は7月、両市の小学5、6年生に「駿州の旅」の子ども向けガイドブックを配布するなど地元の子どもたちに魅力を伝える取り組みに力を入れている。担当者は「江戸時代から続く歴史や文化が今も地域にたくさん残っていることを知ってほしい」と話す。
 スランプラリー用紙と認定証はスタンプの設置場所で配布する。問い合わせは協議会事務局の静岡市観光・MICE推進課<電054(221)1310>へ。
 (政治部・尾原崇也)

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