園児の笑顔見られたら 沼津商高生、幼稚園の芝刈り 清水町

 清水町の沼津商高ボランティア部の生徒が夏休みを活用して、同町の清水南幼稚園で園庭の芝刈りに取り組んでいる。10日、部員4人が園の職員らとともに作業に汗を流した。園庭の芝生は、園児が思い切り走り、転んでもけがをしないようにと、2017年に整備された。日ごろは職員で手入れをしているが、夏は特に草の成長が早く管理が難しいことから、同部の生徒が夏休みの間だけ手伝うことになった。

園庭の芝刈りに汗を流す沼津商業高生徒=清水町の清水南幼稚園
園庭の芝刈りに汗を流す沼津商業高生徒=清水町の清水南幼稚園
園児に演奏を披露する沼津商業高吹奏楽部=同園
園児に演奏を披露する沼津商業高吹奏楽部=同園
園庭の芝刈りに汗を流す沼津商業高生徒=清水町の清水南幼稚園
園児に演奏を披露する沼津商業高吹奏楽部=同園

 この日は、部員4人と職員が芝刈り機を使い、1時間ほどかけて約420平方メートルの芝を丁寧に刈った。3年の加藤凪々沙さん(17)は「雨で草がぬれていて草刈り機が進まず、ムラができないようにするのが大変だった」と話し、高橋凛さん(17)は「子どもたちが楽しく快適に遊んでくれたらうれしい」と笑顔を見せた。
 (東部総局・日比野都麦)

吹奏楽部は演奏披露
 沼津商高(清水町)のボランティア部が清水南幼稚園で芝刈りボランティアをしているつながりから、10日、同校吹奏楽部が同園でミニコンサートを開いた。演奏した部員は、4月から楽器を始めた1年生ばかり。選曲や進行も生徒が務め、園児が音楽に親しむ機会を提供した。
 部員ら約10人が年中と年長の園児を前に、ディズニー楽曲のメドレーやYOASOBIの「ツバメ」などを奏でた。園児はリズムに合わせて体を揺らしたり、歌ったりして楽しんだ。
 トランペットの伊藤柊さん(16)は「園児の笑顔を見ることができてよかった。またみんなで演奏したい」と話した。

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