焼津カツオのドッグフード 長期保存可能、塩分も配慮 老舗なまり節店が第2弾

 焼津市城之腰の老舗カツオのなまり節専門店「川直」が焼津港で水揚げしたカツオを使ったドッグフードを開発した。犬の健康に配慮し、塩分が比較的少ないとされる一本釣りのカツオを使用。レトルト加工を採用することで、商品を長持ちさせることに成功した。企業プロジェクトの応援購入サービスサイト「マクアケ」で30日まで先行販売している。

「わんこのかつおくん」のパッケージ
「わんこのかつおくん」のパッケージ
「わんこのかつおくん」を紹介する関係者=焼津市城之腰の川直
「わんこのかつおくん」を紹介する関係者=焼津市城之腰の川直
「わんこのかつおくん」のパッケージ
「わんこのかつおくん」を紹介する関係者=焼津市城之腰の川直

 商品名は「わんこのかつおくん」。昨年秋にキャットフード「ねこのかつおくん」を販売したところ、ユーザーからドッグフード開発の要望が多数寄せられたため、第2弾投入に踏み切った。
 「わんこ」では塩分に敏感なペットユーザーの要望に応え、材料を「ねこ」で使っていた巻き網で取ったカツオから切り替えた。さらに、レトルト加工の採用で、賞味期限を「ねこ」に比べて3カ月延ばした。
 粉末状にしたカツオ20グラムを一袋に詰めている。カツオのなまり節の加工の際に、食べることはできるが市場に乗せることがない部分も使っていて、同社のフードロス対策にもなっている。
 「マクアケ」では3セット1500円(税込み)で購入できる。購入者の数に応じて、「わんこ」と「ねこ」を保護犬・猫活動に取り組むNPO法人まち・人・くらし・しだはいワンニャンの会に寄付する。
 「ねこ」についても一本釣りのカツオを使ったバージョンにリニューアルするという。
 (焼津支局・福田雄一)

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