高校生ラジオ オンエア! 視点生かした企画、機器操作まで エフエム御殿場 地元4校生 軽快に

 コミュニティーFMラジオ局「富士山GOGOエフエム(エフエム御殿場)」の企画でオリジナル番組の制作に取り組んできた御殿場市、小山町の4高校の生徒たちが12日、番組収録に臨んだ。高校生らしい視点から地域に物申したり人気店舗を紹介したりして、リスナーを楽しませた。

オリジナルの番組収録に挑む高校生たち=御殿場市
オリジナルの番組収録に挑む高校生たち=御殿場市


 御殿場、御殿場西、御殿場南、小山の4高校の生徒12人が、番組の企画から進行、放送機器の操作まで全て担う実践的な体験。同日正午にディレクター役の生徒が「収録開始」の合図を出し、パーソナリティー役の生徒は緊張した面持ちで番組をスタートした。各校での独自調査を基にした高校の制服や校則、部活動、恋愛などの「あるある」を発表するコーナー、地域の人気コーヒー店のリポートなどを展開し、徐々に表情が緩んできた生徒たちは軽快なトークを繰り広げた。
 物申すコーナーでは、JR御殿場駅前に設置されていた同市内唯一の写真シール作製機「プリクラ」がなくなったことをテーマにした。「高校時代だからこそ撮れる写真がある」「電車で沼津市まで撮りに行くのは出費が痛い」と熱弁し、「新たなプリクラを設置してほしい」と主張した。
 番組は同日午後3時に放送された。リーダー役を務めた小山高の勝又結芽さん(17)は「構成が見えない『0』から始め、仲間と協力して番組企画など『1』をつくり出す貴重な経験ができた」と振り返った。
 (御殿場支局・塩谷将広)

 

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