焼津市「こども家庭センター」開所 妊娠から子育て、相談支援

 妊産婦、子育て世帯、子どもの相談支援を担う焼津市の「こども家庭センター」の開所式が14日、市役所アトレ庁舎(同市本町5丁目)で行われた。児童福祉と母子保健に精通する専門スタッフを配置し、妊娠期から子育て期まできめ細やかな相談支援体制を整えた。

看板を設置する中野市長(右)=焼津市本町5丁目の市役所アトレ庁舎
看板を設置する中野市長(右)=焼津市本町5丁目の市役所アトレ庁舎

 同センターは改正児童福祉法で2024年4月から各自治体に設置が努力義務化される。市はこれに先立ち、センター設置に踏み切った。保健師や助産師、社会福祉士、保育士など専門スタッフ52人が常駐し、子育て全般や子どもの発達、母子の健康といった困り事についての相談に応じる。
 同庁舎1階を「母と子の健康」、2階を「子どもの相談」としたコーナーを設置。同一施設に入居することで、ワンストップでのサービス提供を実現した。
 式典には中野弘道市長や関係者が出席。「こども家庭センター」と書かれた看板を設置し、門出を祝した。中野市長は「パパママになるならば焼津でと思うような体制にしたい」とセンターの役割に期待した。
 (焼津支局・福田雄一)

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