レッサーパンダの赤ちゃん誕生 静岡・日本平動物園 11月ごろ公開予定

 静岡市立日本平動物園は22日、レッサーパンダの赤ちゃんが2年ぶりに誕生したと発表した。現在生後約40日で、順調に成育すれば11月ごろ一般公開する予定。

7月9日に誕生したレッサーパンダの赤ちゃん(同18日撮影、静岡市立日本平動物園提供)
7月9日に誕生したレッサーパンダの赤ちゃん(同18日撮影、静岡市立日本平動物園提供)

 雌のニコ(6)と雄の和=かず=(4)の間に7月9日に雌の双子が生まれた。1頭は7月25日に肺炎のため死んだが、もう1頭はニコの授乳で体重が順調に増え、状態が安定してきたことから誕生を公表した。
 同園は7月18日に撮影した生後9日時点の写真を公開した。この時は体重225グラム、大きさ(頭から胴体までの長さ)21センチ。白っぽい毛と灰色っぽい毛に覆われ、愛らしい表情で気持ちよさそうに眠っている。同園によると、生後2カ月くらいで徐々に大人と同じ茶色っぽい毛色に変わり、尻尾のしま模様も出てくるという。
 ニコと和の間に生まれた赤ちゃんは2年ぶり。当時生まれ、現在同園で飼育している雄「かずのこ」のきょうだいになる。同園で飼育するレッサーパンダは今回誕生した赤ちゃんを含め9頭(雄5、雌4)になった。
 同園は9月2日から10月1日まで、巣箱にいる赤ちゃんの映像をレッサーパンダ飼育棟前で公開する。
 (政治部・尾原崇也)

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