経済センサス、16万1789事業所 全国10位 21年、コロナ影響で減少か

 静岡県がこのほど発表した「2021年経済センサス活動調査」(確報)によると、県内の事業所数は16万1789事業所で、都道府県別で10位だった。調査期間が異なるため単純比較できないが、直近19年の経済センサス基礎調査と比べ14・8%減少した。20年に感染流行が始まった新型コロナウイルスの影響が一因とみられる。従業者数も全国10番目の173万955人だった。
 売上高は調査対象業種の中で製造業が最も多く、17兆6110億2300万円で全国3位。卸売業・小売業12兆1890億4400万円(全国11位)、医療・福祉3兆1718億5千万円(同10位)と続いた。
 事業所数を業種別でみると、卸売業・小売業が3万8644事業所と最も多く、全体の23・9%を占めた。従業者数の最多は製造業の44万1001人で全体の25・5%だった。
 市町別の事業所数、従業者数はともに浜松市が最も多く、3万3755事業所、38万2432人だった。
 調査は21年6月1日時点。国が公表した統計調査のうち、県が県内分を取りまとめた。19年の基礎調査は同年6月1日から20年3月31日にかけて実施したため、調査期間が異なる。
 (経済部・河村英之)

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