富山の展示SL、大井川鉄道に搬入 1941年製造「C11形」217号機

 富山県高岡市の公園に50年以上展示されていた蒸気機関車(SL)「C11形」217号機が16日、大井川鉄道のSLのボイラー整備を担う島田市の東海汽缶蒸気機関整備工場に搬入された。今後、車両の点検整備を実施し、活用法を決定する。

搬入されたSL「C11形」217号機=島田市の東海汽缶蒸気機関整備工場
搬入されたSL「C11形」217号機=島田市の東海汽缶蒸気機関整備工場
SL「C11形」217号機の搬入作業=島田市の東海汽缶蒸気機関整備工場
SL「C11形」217号機の搬入作業=島田市の東海汽缶蒸気機関整備工場
搬入されたSL「C11形」217号機=島田市の東海汽缶蒸気機関整備工場
SL「C11形」217号機の搬入作業=島田市の東海汽缶蒸気機関整備工場

 SLの足回り部分を同工場内のレール上に運んだ後、既に同工場に搬入していたSLのボイラー部分を据え付けた。
 搬入された車両は1941年に製造され、旧国鉄時代に富山県内の路線などで活躍した。69年に富山県の高岡古城公園に静態保存され、市民に親しまれてきた。大鉄が2021年に同公園のSLを調査し、所有者であるJR西日本から譲り受けた。
 大鉄広報担当の加冷英鵬さんは「高岡市民が育んできた愛情を引き継ぎ、動態化も含めあらゆる活用法を検討したい」と話した。

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