月と工場夜景堪能 富士・岳鉄が「名月号」 かぐや姫がアナウンス

 富士市の岳南電車は30日、中秋の名月の時期に合わせて、車窓から月と工場夜景を同時に楽しむ「ふじかぐちゃん名月号」を運行した。同市に残るかぐや姫伝説にちなんだ観光大使「かぐや姫」の近藤綾乃さんが車内アナウンスを務めた。

かぐや姫伝説について紹介する近藤さん(右から2人目)=富士市内
かぐや姫伝説について紹介する近藤さん(右から2人目)=富士市内

 吉原―岳南江尾駅間の往復2便に計約110人が乗車した。消灯された車内から夜空を照らす満月や幻想的な工場群の明かりを堪能した。近藤さんは富士市のかぐや姫伝説を解説したり、おすすめのスポットを紹介したりして乗客の旅に花を添えた。
 同企画は10月28日にも実施する。予約が必要で定員は各便60人。

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