展示半世紀のSL・D52 元鉄道マンが清掃 沼津・高沢公園

 旧国鉄やJR東海の退職者でつくる「東海鉄道OB会沼津支部」(小林真一郎支部長)は7日、沼津市高沢町の高沢公園で展示保存されている蒸気機関車(SL)のD52形136号機を清掃した。同公園に展示されて50年を迎えたSLを16人の会員が丁寧に水洗いした。

 同支部は例年、年3回SLや公園内を清掃しているが、昨年末にSLを電飾で彩るイベントが行われたため、作業は1年ぶり。会員は高さ約4メートルの車体にはしごをかけ、上部から動輪まで高圧洗浄機で汚れを落とした。
 小林支部長は「全国で保存SLの維持管理が難しくなってきているが、50年間先輩たちから引き継いできた。これからもきれいに管理していきたい」と話した。
 D52形136号機は1944年製造され、北海道などで活躍した。73年に沼津市が旧国鉄から借り受け、高沢公園に展示している。

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