ヤマハ発 三輪EVなど19モデル披露 26日開幕のモビリティショー

 ヤマハ発動機は11日、都内で26日に開幕するクルマの祭典「ジャパンモビリティショー」の出展概要を発表した。新感覚の三輪電動車両(EV)や自律制御技術を搭載したバイクの試作車など世界初公開を含む19モデルを披露する。「『生きる』を、感じる」をテーマに、脱炭素に対応しながら乗る楽しさや喜びを感じられるモビリティーを提案する。

新感覚の三輪EV「トライセラ」
新感覚の三輪EV「トライセラ」
自律制御機能を搭載した「モトロイド2」
自律制御機能を搭載した「モトロイド2」
新感覚の三輪EV「トライセラ」
自律制御機能を搭載した「モトロイド2」

 世界初公開は6モデル。三輪EVのコンセプトモデル「トライセラ」は日常の街乗りをイメージし、新しい乗り物のスタイルを表現した。乗り物の自動運転化が進む中、前輪二つだけでなく後輪も手動にできるようにして、あえて人間が操縦する喜びを追求した。人工知能(AI)で乗り手の身ぶり手ぶりに反応する電動バイクのコンセプトモデル「モトロイド2」は自ら転倒を防ぐ機能や、周囲の状況を認識する技術を向上させた。
 このほか、低速時でも転倒しにくくする支援システムを搭載した電動スクーター「イーラブ」、電動アシスト機能を高めたマウンテンバイク「Y―00Z MTB」などを展示し、先進技術をPRする。
 ヤマハも出展に協力する。アーティストの演奏をそのまま保存し、楽器の自動演奏と映像で再現するシステム「リアルサウンドビューイング」や、立体的な音環境をつくり出す「アクティブフィールドコントロール」などを生かし、ヤマハ発ブースのステージ演出を行う。
 (磐田支局・八木敬介)

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