駿河区の魅力発信 登呂遺跡でフェス 大学生が企画運営協力

 静岡市駿河区の魅力を発信する同区主催のイベント「スルガフェス 秋穫祭」が14日、同区の登呂遺跡で開かれた。市内の大学生有志が企画運営に携わり、スタンプラリー「スルガチャ」やクイズ大会、古代の衣装「貫頭衣」の体験ブースなどを展開した。
スタンプラリー企画「スルガチャ」を運営する大学生=静岡市駿河区の登呂遺跡
 スルガチャはパンフレットに掲載された「登呂博物館に入館する」「貫頭衣を着る」などのミッションを達成してスタンプを集め、カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」でバッジなどの景品がもらえる企画。担当した静岡大3年の山本大翔さん(20)は「子どもだけでなく大人も参加し、景品を喜んでくれた。地元愛を感じた」と語った。
 クイズ大会では、日本平動物園のホッキョクグマの名前や同区の応援隊長「トロベー」の大好物など、同区にちなんだ問題を出題した。同大3年の高野美羽音さん(21)は「考えながら地域の魅力を感じてもらえた」と手応えを話した。
 同イベントは「駿河トロベーウイーク2023」の一環。同区にゆかりのある約40の飲食店や企業、団体がブースを出店し、多くの家族連れでにぎわった。
SDGs宣言 で号外を発行 本社「かっとび」登場 SDGs宣言を掲げて写真撮影に臨む来場者=静岡市駿河区
 登呂遺跡で14日に開かれた「スルガフェス」に静岡新聞社・静岡放送のメディアカー「かっとび」が登場し、来場者にオリジナル号外を発行した。来場者がそれぞれ自分の「SDGs(持続可能な開発目標)宣言」を書いた紙を掲げた姿を写真に収め、号外に組み込んでプレゼントした。
 家族連れなどが次々と訪れ、「さつまいもの皮も食べる。食に感謝」「買い物にはエコバッグ」などの取り組みや目標を書いた。親子で訪れた大里西小1年の永井優晴君(7)は「ごみはぶんべつしてすてます」との取り組みを書き、撮影に臨んだ。
 静岡新聞を取り扱う販売店でつくる静新会が発行し静岡新聞社・静岡放送が企画・制作した「しずおかSDGs読本」に関するパネル展示も行った。

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