干物パッケージ 沼商生が制作へ 地元「ヤマショウ」とコラボ 生徒が代表に発表「親しみやすさ意識」

 沼津商業高(清水町)の2年生8人が、干物製造の「ヤマショウ」(沼津市)の新商品パッケージデザインに取り組んでいる。このほど、同校を訪れた同社の前田康智代表らに、生徒がデザイン案を発表した。

考えたデザイン案を発表する生徒=清水町の沼津商業高
考えたデザイン案を発表する生徒=清水町の沼津商業高

 デザインに取り組んでいるのは情報ビジネス科マルチメディアコースの生徒。焼くことでにおいや煙が出ることから敬遠されがちな干物を、レンジで簡単に調理できるようにした新商品のパッケージを制作する。発表には、前田代表やヤマショウの商品パッケージなどを手がけるNAC(同町)の野村尊正さんら6人が同席した。
 生徒は、前田代表が好きなバラをあしらったほか、若い層が手に取りやすいように明るい色合いにした工夫を紹介。漫画調のイラストでインパクトを与えるデザインもあった。かわいらしい猫の絵で目を引こうと考えた杉山和歌子さん(17)は「親しみやすさを意識した。多くの人に刺さるデザインを考えるのは難しいと感じた」と話した。
 発表後、前田代表は「すべて個性があり甲乙つけがたい。時間をかけて作ってくれたデザインを反映させたい」と述べた。
 (東部総局・日比野都麦)

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