ドリプラ新館「パークサイド」開業 防潮堤、緑地公園と一体的に整備

 静岡市清水区入船町の複合商業施設「エスパルスドリームプラザ(ドリプラ)」の隣接地に10日、新棟「PARK―side(パークサイド)」がオープンし、海に面したデッキで関係者らがセレモニーを行った。静岡県が整備した地上2・5メートルの防潮堤や緑地公園と一体的に整備された施設。天気が良ければ、富士山やクルーズ船の入出港も見られる。

新しくオープンしたエスパルスドリームプラザ新館のテープカットをする関係者=静岡市清水区入船町
新しくオープンしたエスパルスドリームプラザ新館のテープカットをする関係者=静岡市清水区入船町
オープン直後ににぎわいを見せるエスパルスドリームプラザ新館=静岡市清水区入船町
オープン直後ににぎわいを見せるエスパルスドリームプラザ新館=静岡市清水区入船町
新しくオープンしたエスパルスドリームプラザ新館のテープカットをする関係者=静岡市清水区入船町
オープン直後ににぎわいを見せるエスパルスドリームプラザ新館=静岡市清水区入船町

 セレモニーで、ドリプラなどを擁する地元総合物流企業、鈴与グループの鈴木与平代表は「皆さんに育ててもらい、新しいにぎわいが創出できれば」と期待を込めた。難波喬司静岡市長は「防潮堤を造ることで新しい景観が生まれた。全国でも珍しく、日本初ではないか」と祝辞を述べた。テープカットに続き、開店を待ちわびた住民らが続々と入店した。
 パークサイドには衣料品や生活雑貨、カフェなどが入居し、主に地元消費者の日常利用を想定する。衣料店「ユニクロ」では、はごろもフーズや弁当チェーンのどんどん、スーパーのヒバリヤ、日本酒製造の三和酒造といった地元企業とコラボしたTシャツなどを販売する。
 映画館やミニ遊園地を擁する既存の本館「シーサイド」との相乗効果により、運営会社のドリームプラザはこれまでの3割増となる年間500万人の来場者を目指す。
 施設周辺の日の出地区では市が海洋文化施設の建設を行うなど、清水港の観光拠点化の核として整備が進んでいる。

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