最新技術やサービスPR 磐田で産業振興フェア、186社・団体が出展 11日まで
磐田市、磐田商工会議所、市商工会主催の産業展示会「産業振興フェアinいわた」(静岡新聞社・静岡放送後援)が10日、同市のアミューズ豊田で始まった。県西部を中心に県内外から過去最多の186社・団体が出展。輸送機器の電動化や異分野への参入、光技術の活用など産業構造の転換に向け、最新の技術、サービスをPRしてマッチングや新たな取引獲得を図る。11日まで。
ヤマハ発動機はレース用電動トライアルバイクやスポーツタイプの電動アシスト自転車を出展した。マウンテンバイクタイプの「YPJ―MT Pro」は同社で最も軽量・コンパクトながらパワフルなドライブユニットを搭載した。
ユタカ技研はエンジンの動力をトランスミッションに伝えるトルクコンバーターの技術を活用し、住宅向け風力発熱システムを紹介。プロペラが回ることで発生した熱を暖房や給湯に利用し、光熱費や燃料費の低減につながるとした。2028年の市場投入を目指している。
板金加工の芝原工業(磐田市)は、光産業創成大学院大と共同開発しているレーザー溶接用電子ゴーグルを展示した。明るさを調整できる二眼カメラをマスクに付け、強い光による失明リスクをなくしつつ精密な作業をできるようにした。農業分野の技術革新に関する出展も目立った。