清水中生「政策提言」 観光や防災 町職員に発表

 清水町の清水中の3年生がこのほど、町に新たな取り組みを提案する「政策提言」を行った。生徒約210人のうち代表の6グループが、来校した町職員4人の前で、多文化共生や防災、観光の観点から中学生の視点で考えを発表した。

考えた政策を発表する生徒=清水町立清水中
考えた政策を発表する生徒=清水町立清水中

 町の魅力を知ってもらおうと、特産品の緑米を使った大福「ゆうスイーツ」を提案した班は生徒がレシピを紹介。緑米の香ばしさに加え、中にミカンを入れてさっぱりとした風味に仕上げたという。
 大福を試食した町職員は「町内の和菓子店にレシピを伝え、実現できれば」と話した。渡辺結衣さん(15)は「自分の力で作り上げられてうれしい。スイーツを買うために多くの人が町を訪れてくれたら」と声を弾ませた。
 生徒は1年生のころから、町の魅力や課題を探求してきた。便利な防災グッズ紹介や非常食の試食ができる体験型防災イベントの企画や、柿田川公園に外国語の看板を設置する提案をした班もあった。
 (東部総局・日比野都麦)

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