スズキ「ワゴンR」国内累計500万台 初代発売から30年3カ月

 スズキは7日、主力の軽自動車「ワゴンR」シリーズの国内累計販売台数が11月に500万台を達成したと発表した。1993年9月の初代発売から30年3カ月での達成で、同社で国内最速という。
現行の6代目モデル
 高い天井とスクエア型による広い室内空間、乗降のしやすさなどで「軽ワゴン」と称される新たな市場を開拓した。時代の顧客ニーズ取り込みや安全、環境性能の進化を続けながら発展し、現行モデルは2017年2月発売の6代目。
 1999年に100万台、2003年に200万台、08年に300万台、13年に400万台を達成した。革新性などが評価され、初代と4代目(08年発売)はRJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)のカーオブザイヤーを受賞している。
1993年発売の初代モデル
 500万台の大台は37年8カ月で達成したアルトに続き2車種目。車づくりの考え方は、軽ハイトワゴンの主力車種「スペーシア」や、ワゴンRをベースにSUV(スポーツ多目的車)と融合させた「ハスラー」にも継承されている。インドをはじめ海外市場でも人気車種となっている。

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