御殿場駅前活性化 私ならこうする 中学生が提案発表会

 御殿場市の国立中央青少年交流の家は17日、中学生が地域への理解を深め、課題解決を考える「富士のさと 中学会議所」の提案発表会を同所で開いた。同市や裾野、富士、富士宮各市から参加した生徒12人が、JR御殿場駅前のまちづくりをテーマに学びを深めた半年間の成果を披露した。

JR御殿場駅前の中心市街地のまちづくりについて発表する中学生ら=御殿場市の国立中央青少年交流の家
JR御殿場駅前の中心市街地のまちづくりについて発表する中学生ら=御殿場市の国立中央青少年交流の家

 12人はA、Bの2班に分かれ、7月から調べ学習を続けてきた。御殿場市職員から話を聞いたり、駅前イベント「駅まえ~る」でアンケートを実施したりして課題を洗い出し、中学生の視点から解決法を探った。
 発表会には市職員や学校関係者らが集った。A班は中心市街地にごみが多いことや人通りが少ないことに着目し、5月3日の「ごみの日」に合わせたイベントを提案。B班は若者の集まる場が不足していることから、商業ビル内のカフェスペース設置案を発表した。
 御殿場市立西中2年の長崎陽太さん(14)は「駅前は“昼間の顔”を充実させてほしい。取り組みたいものの実現性が薄い案もあり、事業を展開する難しさを感じた」と話した。
 (御殿場支局・塩谷将広)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞