たる酒 4年ぶり出荷盛ん 浜松・花の舞酒造

 浜松市浜北区の花の舞酒造で、年末年始の祝いや鏡開きに使われるたる酒の出荷がピークを迎えた。新型コロナウイルスの影響から注文が回復して4年ぶりに多くのたるが同酒造に積み上がり、蔵人たちが酒を詰める作業に追われている。

出荷がピークを迎えたたる酒用のたる=浜松市浜北区の花の舞酒造
出荷がピークを迎えたたる酒用のたる=浜松市浜北区の花の舞酒造

 同酒造には1斗(18リットル)、2斗、4斗のたる酒の注文が静岡県内や関東圏のホテル、旅館、飲食店などから入った。1月中旬まで、約300個を出荷する。名誉杜氏(とうじ)の土田一仁さん(64)は「新型コロナの制限も緩和され、ようやく普段通りの年末年始になる。みなさんが楽しい新年を迎えられるようお酒を届けたい」と話す。

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