ヘナアートやヒジャブ、イスラム文化体験 静岡で初イベント

 静岡ムスリム協会は24日、イスラム文化の体験や食事を楽しめるイベント「マスジド・フェスティバル」を静岡市駿河区の静岡マスジド・イスラーム文化センターで初めて開いた。

「ヒジャブ」を試着する来場者(右)=静岡市駿河区
「ヒジャブ」を試着する来場者(右)=静岡市駿河区

 来場者は施設見学や植物性の染料で腕などに模様を描く「ヘナアート」の体験、イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」の試着などを楽しんだ。ハラル認証を受けた食材を使ったインドネシア料理の屋台も出店し、香辛料の独特な香りが会場を包んだ。
 訪れた会社員の鈴木智笑美さん(25)は「ムスリムの方々がとても優しかった。本格的な外国の料理を楽しめるのもうれしい」と話した。
 地域住民との交流やイスラム文化に理解を深めてもらおうと企画した。同協会のアサディみわ事務局長は「訪れた人が少しでもイスラム文化を身近に感じてもらえたら」と話し、継続開催に意欲を示した。
 (社会部・五十嵐美央)

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