ソミックMHD 地域との共創推進へ 磐田への本社機能移転発表

 自動車部品製造を手がけるソミックグループの事業統括会社ソミックマネージメントホールディングス(SMHD)は1日、本社機能を浜松市中央区から磐田市に移転すると正式発表した。地域との共創を推進し、新しい働き方の実現や社会課題解決に向けた新事業創出を図る「地域とつながるオフィス」を目指すとした。
 現在はグループ傘下のソミック石川古川工場(浜松市中央区)内にオフィスを構えている。JR磐田駅前のビルに置く新オフィスには、経営・財務・人事などの管理部門や、先進技術・新事業の企画開発部門の約150人が移る。4月から新オフィスで順次業務を開始する。SMHDは移転の理由について「新たな価値を創造する挑戦を加速させるため」と説明した。現オフィスはソミック石川が活用する。
 地上7階建てのビル1階は、地域住民も利用できる交流スペースとして開放する予定。SMHDは3月中旬に1階の具体的な活用策やグループが目指す将来像などを公表するとした。石川彰吾副社長は「より良い社会づくりに貢献したい」と話した。

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