浜松市がスタートアップの情報交換支援 金融機関も交え新組織

 浜松市はスタートアップ(新興企業)や金融機関、支援組織などが常時、相互に情報交換できるコミュニティー「はままつスタートアップ・エコシステムクラブ」を設立し、7日に中央区の起業家支援施設「FUSE」で記念イベントを開いた。新興企業、県内外の認定ベンチャーキャピタル(VC)などから約80人が参加し、交流を深めた。クラブ設立イベントで交流する参加者=浜松市中央区の「FUSE」
 従来、新興企業と市、支援組織で運営してきた「浜松ベンチャー連合」にVCや金融機関、研究機関などを加えて改組し、「ひと・もの・金・情報」が集まる場とした。SNSの会員グループを通じて、いつでも相談や情報共有が可能。リアルでの勉強会や交流会も随時開催する。クラブのマスコット「うなコーン」
 イベントではクラブのマスコット「うなコーン」をお披露目した。地域特産のウナギと急成長企業を表すユニコーンを組み合わせたキャラクターで、浜松からのユニコーン企業創出へ願いを込めた。中野祐介市長と川路勝也スタートアップ推進担当部長が趣旨を説明し、ファストドクター(東京)の水野敬志代表、フォースタートアップス(同)の志水雄一郎代表が記念講演した。
 (浜松総局・宮坂武司)

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