アイ・テックにEVトラック導入 静岡県内企業で初

 静岡市清水区の鋼材商社アイ・テック(大畑大輔社長)は9日、静岡県内企業で初めて導入した最大積載量3トンの電気自動車(EV)トラックの納車式を同社清水支店で開いた。

ゴールデンキーを受け取る大畑社長(中央)=静岡市清水区のアイ・テック清水支店
ゴールデンキーを受け取る大畑社長(中央)=静岡市清水区のアイ・テック清水支店

 EVトラックは三菱ふそうトラック・バス製で、1回95分の充電で213キロを走行できる。同日から運行を始めた。デザインは社員やその家族からの公募で決めたという。両社の関係者らが出席した納車式で大畑社長は「EVトラックの導入を促進し、CO2排出がない鋼材輸送を目指していく」とあいさつした。
 国交省が公募した物流脱炭素化促進事業の採択事業の一環。EVトラックの導入と合わせて、工場屋根上に太陽光発電設備を設置したほか、蓄電池と充電スタンドも新設した。いずれも同日稼働し、EVトラックの動力や工場内の機械用電力などに活用する。

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