〝ラブライバー〟沼津へ移住を にぎわう淡島で相談会 主人公誕生日に企画

 沼津市は10日、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のファン〝ラブライバー〟を対象にした移住相談会を同市の淡島ホテルで開いた。アニメがきっかけで入庁した若手職員のグループが企画。淡島を訪れる人が増えるアニメの主人公の誕生日に合わせて開催した。25日で閉館する隣接のあわしまマリンパークを訪れて当日参加した人も含め全国から21人が移住後の職や生活について相談した。

ラブライバーを対象にした移住相談会。アニメファンの職員らが相談に応じた=沼津市の淡島ホテル
ラブライバーを対象にした移住相談会。アニメファンの職員らが相談に応じた=沼津市の淡島ホテル

 相談会は市役所内の自主研究会が発案。アニメが縁で移住した職員らが相談に応対し、頼重秀一市長も直接PRした。相談者は移住時の市の支援メニューや住まいなどについて熱心に質問した。転職活動中という福島県いわき市の篠原亘輝さん(24)は「沼津を訪れる中で人の温かさに触れ、仕事を変える機会に移住しようと思った。親身に応じてもらい、思いが強くなった」と声を弾ませた。
 発案した職員の一人、後藤慎治さん(27)は「首都圏だけでなく東北、山陰からも来てくれ驚いた。地方から地方への移住ニーズもあると気づかされた」と手応えを口にした。

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