静岡人インタビュー「この人」 アスルクラロ沼津に新加入した 向井ひな太さん(沼津市)
札幌大から1月にサッカーJ3のアスルクラロ沼津に加わった。ポジションはMF。東日本大震災を受け、御殿場市に拠点を移した「JFAアカデミー福島」に中学、高校と所属していた。162センチ、65キロ。浜松市出身。22歳。
-競技を始めたきっかけは。
「サッカーをしていた父親に勧められて、小学1年から地元の少年団に入った。小さい頃からプロ選手になることは夢だったが、本気で目指そうと思ったのは大学生になってから。かつてコンサドーレ札幌などでプレーしていた大学時代の河端和哉監督の影響が大きい」
-チームの雰囲気は。
「モチベーションが高く、雰囲気はいい。加入前はボールを大事にするイメージだった。今は中山雅史監督が求めるように攻撃と守備が一体で、かなり強度が高いチームという印象。運動量が必要になる。きつい練習の日は自分との戦いで、ついていくのがやっと。練習後、銭湯に行くこともある」
-自身の目標は。
「1万人のサポーターの前でゴールを決めたいというのが自分にとっての大きな夢。今年はとにかく試合に出て、得点を決めることが目標で、ハードワークができることが自分の強み。今までお世話になった人たちから『見に行くね』といったメッセージをもらい、励みになっている。試合を見てくれた人が『もう一度見に来たい』と思ってもらえるように、気持ちのこもったプレーをしたい」
-趣味や、沼津の生活で楽しみたいことは。
「魚釣りが好きで、普段から楽しんでいる。沼津でもやってみたい。最近は昨年12月に浜松で、父親と2人でキスなどを釣った」
(東部総局・日比野都麦)