「被災地の光に」御殿場で能登高ソフトテニス部壮行会 市内で合宿、全国高校選抜出場へ

 御殿場市と同市の時之栖は24日夜、能登半島地震で被災し、市内で合宿を受け入れている石川県能登町の能登高ソフトテニス部の全国大会に向けた壮行会を、同社の御殿場高原ホテルで開いた。

御殿場の関係者から激励を受ける能登高ソフトテニス部の監督、生徒ら=御殿場市の御殿場高原ホテル
御殿場の関係者から激励を受ける能登高ソフトテニス部の監督、生徒ら=御殿場市の御殿場高原ホテル

 28日に名古屋市で開幕する全国高校選抜大会に男女で出場する。市役所や同社、合宿の受け入れに協力した陸上自衛隊駒門駐屯地、市スポーツ協会の関係者らが集い、激励した。男子主将の鳥竹柊生さんは「支えてくださった方々に感謝し、優勝を目指す」と抱負を述べ、女子主将の竹口陽菜さんは「仲間とテニスができる喜びを忘れず、自分たちのテニスで戦う」と力を込めた。
 勝又正美市長は「オール御殿場で支援できたことは誇り。懸命に戦う姿は石川県民や能登町民の希望の光になる」とエールを送った。同校の屋敷秀樹校長も駆けつけ「能登高は4月から通常運転ができ、宿舎も代替施設を使えそうな状況。支援に深く感謝している」と述べた。
 生徒たちは2日から時之栖の施設に滞在し、リモートで授業を受けながら練習に励んだ。25日朝に御殿場をたった。
 (御殿場支局・塩谷将広)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞