もえぎ色の新茶を丁寧に初摘み 菊川のハウス茶園

 菊川市半済のハウス茶園で2日、新茶の初摘みが行われた。菊川茶手揉保存会や茶業協会、JA遠州夢咲、菊川茶娘ら約20人が参加し、もえぎ色の新芽を丁寧に摘み取った。4日に同市内で行う栄西禅師の供養祭で献茶する。

新芽を摘み取る参加者=菊川市半済
新芽を摘み取る参加者=菊川市半済

 保存会や協会によると、供養祭に合わせ、2月からストーブを入れて24時間体制で管理をしたという。3月の日照時間不足などで、ハウス茶園ではやや遅めの生育になった。
 茶園を管理する宮城孝雄さん(77)は「いいお茶ができるよう願いたい。出荷用の茶園の生育は順調だが、芽が出てから霜にやられないように注意していく」と話した。摘み取った1.7キロの茶は、保存会が製茶し奉納する。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞