SDGs推進へ交流サイト 御殿場のクラブが新設 個人にも参画の輪広める

 御殿場市の官民組織「御殿場SDGsクラブ」はこのほど、SDGsを意識しながら地域課題の解決に向けて尽力する団体、個人の連携や活動発信を促す交流サイトを立ち上げた。4月から一般登録の受け付けを始め、参画の輪を広げる。

SDGs推進に向け立ち上げられた交流サイト=御殿場市役所
SDGs推進に向け立ち上げられた交流サイト=御殿場市役所

 同クラブは同市で活動を展開する企業や団体など約190会員で構成する。同市は2022年5月にSDGs未来都市に選定されていて、交流サイトにより情報の集約や発信力を強化して取り組みを加速させる。
 サイト上では、会員がSDGs達成に向けた活動を紹介する。「放置竹林の問題解決に向けた高校生の取り組み」「寄付型自動販売機の設置」「小学校へ水素の出前教室」など内容は多彩で、実現したい社会像や計画なども掲載している。資金や技術面などの理由からホームページ作成が難しい任意団体なども、手軽に活動周知が可能になった。サポーターを募集している団体もあり、サイト登録した個人や企業が参画を申し込むことなどもできる。
 同クラブ事務局の市未来プロジェクト課の担当者は「SDGsは啓蒙啓発から実践の段階に移っていかなくては」と交流サイト設立に込めた思いを口にする。

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