茶道の流祖しのび献茶式 宗徧流浜松支部、会員200人参拝

 茶道の宗徧(そうへん)流浜松支部は14日、流祖の山田宗徧(1627~1708年)をしのぶ献茶式を浜松市中央区の鴨江寺で開いた。会員ら約200人が参拝した。

山田宗徧をしのんで茶をたてる担当者=浜松市中央区の鴨江寺
山田宗徧をしのんで茶をたてる担当者=浜松市中央区の鴨江寺

 同支部の担当者が流祖に自分の息がかからないよう覆面(マスク)をして茶をたてた。参拝者は流祖の遺徳に思いをはせながら静かに手を合わせた。渥美宗世支部長は「若い人にも茶道という日本の伝統文化が伝えられるよう活動していきたい」と話した。
 山田宗徧は千利休の孫・宗旦(そうたん)の弟子。同支部によると、茶の湯の様式の中で、主客の振るまいなどに美を見いだした茶人として知られる。

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