25年大河「べらぼう」 牧之原でドラマ展開催へ 観光振興向け官民協議会

 江戸時代の相良藩(牧之原市)藩主の田沼意次(1719~88年)が登場する2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」の放送期間に合わせ、同市相良の市史料館で大河ドラマ展が開催されることが15日、決まった。市や経済・観光に関する団体などでつくる官民組織が田沼家ゆかりの同市大江の平田寺で初の総会を開き、事業計画に盛り込んだ。

田沼家ゆかりの寺で総会を開いた協議会の委員ら=牧之原市の平田寺
田沼家ゆかりの寺で総会を開いた協議会の委員ら=牧之原市の平田寺

 官民組織は、市大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会。ドラマ放送を市の観光振興や歴史文化のPRにつなげる狙いで企画した。
 同展ではドラマで使用された衣装、小道具などを紹介する。物産販売スペースも設ける。開催に合わせて市は、田沼意次ゆかりの史跡などを紹介するパネル展や文化財の特別公開を館内で実施する。来年1月のオープンを予定している。
 同協議会は同展のほか専用ホームページや観光周遊を促すアプリの開発、田沼意次を主人公にした演劇公演の開催などを企画する方針。協議会の担当者は「牧之原市に注目が集まる貴重な機会を観光誘客につなげたい」と意気込む。

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