静鉄など踏切事故防止訴え 静岡市駿河区で啓発活動 23年度立ち入り194件

 静岡鉄道はこのほど、静岡南署や交通安全協会静岡南地区支部と連携し、踏切事故防止の啓発活動を静岡市駿河区の中吉田第2踏切で行った。踏切内への立ち入り事案が増加傾向にある中、通行するドライバーに事故防止を呼びかけた。

ドライバーに踏切事故防止を呼びかける参加者=静岡市駿河区
ドライバーに踏切事故防止を呼びかける参加者=静岡市駿河区

 同鉄道の踏切では2023年度、遮断機が下りている時に自動車や人が立ち入ったケースが計194件あり、前年度に比べて微増となった。このうち遮断機のさおが折れる事例が10件あったという。啓発活動の参加者は、同鉄道のオリジナルキャラ「音羽ないろ」が描かれ、正しい踏切の渡り方を説明するクリアファイルを配布した。
 中村真也鉄道部長は「無理な横断をせず、仮に立ち入ってしまった場合も、ためらわずボタンを押して知らせてほしい」語った。

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