沼津市、ふるさと納税55億円目標 ラブライブで新規返礼品

 沼津市は22日、ふるさと納税戦略会議を開き、2024年度のふるさと納税の目標寄付額を前年度比1・2倍の55億円に決めた。若手職員の発案によるフェンシング体験や、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」関連の新規返礼品、新規サイト導入で達成を目指す。

寄付額55億円の目標を掲げ、意気込む頼重市長と市職員=沼津市役所
寄付額55億円の目標を掲げ、意気込む頼重市長と市職員=沼津市役所

 会議では若手職員の2チームが発表した。日本代表の合宿地でもある同市でのフェンシング体験や、沼津港の競り見学、アニメのシーンを追体験する“聖地巡礼”ツアーなどの返礼品を提案した。沼津港での飲食を返礼品とする現地寄付型のサイト「ふるさとGO」を25日から活用する方針も示した。
 同市のふるさと納税は21年度以降、寄付額が毎年前年度からほぼ倍増。23年度は、部署を横断する市長直轄の戦略会議を組織して若手職員の意見を積極的に採用し、静岡県内市町でも寄付額上位に食い込んだ。
 頼重市長は「前年度比1・2倍とはいえ、冒険的な目標。返礼品の付加価値を増して、着実にクリアしたい。私が必要ならどこでも出かけていく」と意気込んだ。
 (東部総局・尾藤旭)

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