RSウイルス「流行入り」 静岡県が注意呼び掛け

 静岡県は26日、直近1週間(15~21日)のデータから「RSウイルス感染症が流行入りしている」と発表した。定点医療機関となっている小児科1カ所当たりの患者数は1・64人で、県が流行入りの目安としている「1人」を大きく上回った。前週の0・9人よりも8割増加し、急拡大が懸念される。

 RSウイルス感染症はせきやくしゃみによる飛沫や鼻水、唾液に触れることで感染し、発熱や鼻水、せきなどが出る。乳児や基礎疾患がある高齢者が感染すると急性細気管支炎や肺炎になることも。流行入りは昨年よりも1カ月以上早く、例年と同様であれば数カ月続くとみられる。県感染症管理センターは「症状がある人はマスクを着用し、手洗いを」と注意喚起している。
 インフルエンザの患者数は1医療機関当たり2・4人(1日の推定感染者数は約340人)、新型コロナウイルスも2・81人(同約350人)となり、いずれも前週を下回った。

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