部活動地域移行 静岡県内首長ら学ぶ 静岡市でセミナー

 静岡県内市町の首長や県幹部職員らが地域課題の解決策や地域振興のヒントを探る県の「ふじのくに地域創造セミナー」がこのほど、静岡市内で開かれた。びわこ成蹊スポーツ大の間野義之副学長が部活動の地域移行やスポーツを活用した地域活性化について講演した。
 間野副学長は「未来のブカツ 部活動の地域移行のその先」と題した講演で、部活動の課題解決と中高生年代に理想的なスポーツ環境の両立を目指す上で、採算性や施設の柔軟な活用などの問題が浮上していると指摘。スポーツベッティング(賭け)を合法化し、税収を政府の財源とする案なども示した。
 5月に辞職する川勝平太知事は冒頭のあいさつで、富士山の世界文化遺産登録やラグビーワールドカップ(W杯)、東京五輪・パラリンピック開催などを挙げて「皆さまの力添えによるものと感謝している。県と市町がさらに連携していってほしい」と述べ、首長らに15年間の県政運営への協力を感謝した。

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