御室氏、全信協会長退任へ 2期4年 経営基盤向上など推進

 全国信用金庫協会(全信協)は26日、会長の御室健一郎浜松いわた信用金庫会長(79)が、6月下旬に任期満了で退任すると発表した。御室氏は2020年6月に本県関係者で初めて全信協会長に就いた。

御室健一郎氏
御室健一郎氏

 2期4年にわたり、県内9信金を含む254信金が加盟する協会を率いた。新型コロナウイルス禍が続く中、市場縮小や原材料高騰などの課題を抱える全国の信金の経営基盤向上支援、信金の目指すべき姿を示す新3カ年計画策定、デジタル化対応などを推進した。
 御室会長は取材に「コロナ禍の困難な事態に対し、信用金庫業界で団結することができた。今後も金融情勢変化への対応や変革期の地域企業の支援に、引き続き信金が役に立てるよう取り組んでいきたい」と述べた。
 次期会長には平松広司かながわ信用金庫理事長(74)が内定した。
 (浜松総局・山本雅子)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞