針金、刺しゅうで動植物表現 アイデア競う合同作品展 静岡・駿府博物館
針金アーティストMASASHI(マサシ)さんと、立体刺しゅう作家PieniSieni(ピエニシエニ)さんの合同作品展「素材にいのちを吹き込む―針金とフェルトの世界」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が27日、静岡市駿河区の同館で開幕した。身近な素材の特徴を引き出して動植物の姿を表現する2人が、技巧とアイデアを競っている。
色とりどりの針金を使ったマサシさんの大小の人形約280点と、フェルトと刺しゅう糸で本物と見まごうばかりの草花やキノコ、昆虫などを制作するピエニシエニさんの代表作約80点がそろった。
博物館での展覧会は初というピエニシエニさんは「モチーフをよく観察し、表現方法を試行錯誤している。実物でないと分からない、刺しゅう糸の流れや艶(つや)を見てほしい」と話した。
会期は6月16日まで。観覧料は高校生以上800円。問い合わせは駿府博物館<電054(284)3216>へ。