浜松まつり準備着々 2種の市凧を糸目付け 花博盛り上げ/能登復興願い込め

 浜松市は27日、浜松まつり(5月3~5日)で揚げる市凧(しだこ)の糸目付けを同市中央区の浜松まつり会館で行った。開催中の「浜名湖花博2024」のPRと、能登半島地震の被災地復興を祈願する2種類を制作した。初日に揚げ、県内最大級の祭典を盛り上げる。

糸目付けを行う市職員ら=浜松市中央区の浜松まつり会館
糸目付けを行う市職員ら=浜松市中央区の浜松まつり会館


 花博をPRする凧はロゴマークをあしらった。6帖(2・9メートル四方)と4帖(2・4メートル四方)を用意し、どちらを揚げるかは当日の風の状況で判断する。被災地復興を願う凧(4帖)は対口支援を行っている石川県珠洲市などに向けて「がんばろう能登・珠洲」のメッセージを添えた。中野祐介浜松市長や各部の部長らが揚げる。
 市職員と浜松まつり組織委員会企画統制監理部の約40人が参加し、作業に取り組んだ。斉田一朗観光・ブランド振興担当部長は「多くの人に花博を発信するとともに、被災地の皆さんに浜松からエールを届け、さらなる復興支援につながれば。市凧を通じて地域の皆さんと祭りを盛り上げたい」と話した。
 (浜松総局・仲瀬駿介)

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