⛳中島ら2打差3位 杉浦(日大国際出)プロ初勝利へ3打差 ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント第3日

 前日から持ち越された第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、3月に欧州ツアーで初優勝した中島啓太が第3ラウンドで6バーディー、1ボギーの65をマークして通算11アンダーの199とし、66の木下稜介らとともに3位につけた。首位とは2打差。

第3ラウンド、18番でイーグルを奪い、ガッツポーズの杉浦悠太。通算10アンダーで8位=太平洋クラブ御殿場
第3ラウンド、18番でイーグルを奪い、ガッツポーズの杉浦悠太。通算10アンダーで8位=太平洋クラブ御殿場

 杉浦悠太(日大国際出)、佐藤大平、川村昌弘、桂川有人は通算10アンダーで8位。金谷拓実は8アンダーで21位となった。
 64のケーシー・ジャービス(南アフリカ)が通算13アンダーで単独首位に立った。石川遼は第2ラウンド終了時点で予選落ち。(賞金総額225万ドル=約3億5100万円、優勝38万2500ドル、第3ラウンド出場69選手、曇り、気温18・8度、北北東の風1・9メートル、観衆4205人)

 中島 終盤チャージ
 中島が最後の5ホールで四つ伸ばし、欧州ツアー2勝目を十分に狙える位置につけた。折り返したあたりまでは我慢の展開で、12番のピンチをしのいで「流れに乗れた」。バンカーからの第2打は片足を外に出した状態から打たされる厳しいショットとなったが、第3打をしっかり乗せてパットも決めた。
 14番は第2打を30センチにぴたりとつけ、そこから3連続バーディー。パー5の18番で、もう一つ伸ばした。
 昨季の日本ツアー賞金王は欧州初優勝を遂げたばかりとあって、特に注目されている。ラウンド後は多くのギャラリーにサインなどのサービスも。最終日へ、「身内も来てくれるので、優勝争いをぜひ見てほしい」と気合を入れた。

 杉浦(日大国際出)五つ伸ばし プロ初勝利へ3打差
 22歳の杉浦が第3ラウンドでボギーを打たずに五つ伸ばし、プロ初勝利を狙える位置につけた。最終18番(パー5)で5メートルのイーグルパットを沈め「思った通り、ラインも打ち出しも良かった」と自賛した。
 日大の学生として出場した昨年11月の日本ツアー、ダンロップ・フェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を果たし、プロに転向した逸材。海外志向が強く、今大会を制しての欧州ツアー出場権獲得をもくろんでいる。「この大会に出ている以上、優勝を目指している。攻めないと勝てない」と勇ましく話した。
 

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